タートルの甲羅:伊豆大仁・城山奮闘記

伊豆大仁♨️城山⛰近郊をメインに、たまには小川山や城ヶ崎で、クライミングをしていた時の忘却録

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初めての城山・ワイルド・キャット・ゴージはまさにワイルド

Wild Cat Gorge 2008May4 15 280X5

今日はG.W.後半の2日目。初めてのエリア、ワイルド・キャット・ゴージ( WILD CAT GORGE )にクライミングに行ってきました。天気は晴れ時々曇り、まずまずでしたが。城山山頂からは、雪化粧の富士山が見えました(右写真中央・写真では判りにくい)。頂上までのアプローチ途中での岩は湿っており、一抹の不安を抱きながらも、城山頂上からクッキング・ワールドの方向に向かいました。

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これが噂?の、クッキング・ワールドに置いてあるベンチです。確かにしっかりとしたベンチでした。座り心地は Good、見晴らしは?

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ここからモモンガ・ウォールに向かいました。しかし、ここからのアプローチが厳しかったです。急降下に加えて途中には倒木も有り、まさにワイルドを体験することが出来ました。

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モモンガ・ウォールへは、パプリカ(5.10b) の終了点を使い、50mロープにて懸垂下降しました。パプリカ(5.10b)の終了点に取り付くためには、アプローチの道ちから一段降りなくてはなりません。足場は有りますが、体が空間に出る感じがあり、 アルパイン・クライミング未経験者にとってはかなり怖いです。写真中央の凹角のところを上からダイナミックに降下します。この懸垂下降は城ヶ崎・シーサイド・ロック (サンセット・エリア)に向かうときよりも厳しく感じました。

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モモンガ・ウォール (右側)。ワーニング・ウォール2 (左側)。モモンガ・ウォールからワーニング・ウォール2の取り付きに向かうには、フィックスロープを使って行くルートが有るようですが、見た感じは厳しそうでした。

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ワイルド・キャット・ゴージ (ワーニング・ウォール2)

風の盆 (5.10d) TR

取り付き場所まで行くために登る岩が湿っており、最初からモチベーションが低い。下部の3ピン目まではそれほど問題なし。4ピン目付近はホールドが欠けやすいので注意が必要。核心のムーブは、足を置く場所は有るので、右手で右側のカンテを使い迷わず登れば問題ない。核心の抜け口の手のホールドは甘めなので落ち着いて。ムーブの難しさは5.10dではないのかも?しかし、岩が苔ていたり、ホールドが欠けたりと、まさにワイルド。アルパイン・クライマーの練習にはいいのかな?

登りたかった、星に祈りを(5.9)やパプリカ(5.10b)は濡れていたので諦め、ワイルド・ターキ・ゴージ(WILD TURKEY GORGE) エリアに向かう。ワイルド・キャット・ゴージからワイルド・ターキ・ゴージに行くためには、まずスラビーな岩を登らなければならない(For You (5.10c)の右側か?)。これは明らかにクライミング。ピンが3つあるルートと思った方がいいかも。登りきったところにFIXロープが張ってあるが、安全ではない。

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ワイルド・ターキ・ゴージ(左壁・右)

マミーブルー (5.10c) TR

1便目:1ピン目のクリップ体勢がもう一つ決まらない。右足をハイステップで上げてしまえば安定するがリードの時は無理だろう。右のカンテにある、ごつい岩は浮いているので要注意。手・足共にホールドはあるが、なぜか怖く感じるルート。なるべく左に体重を掛けて、レイバックぎみで登るルートかな?テンションをかけながらもTO。

2便目:1便目と比べてスムーズ。3ピン目周辺でテンションをかけただけでTO。5ピン目から6ピン目を越えていく周辺は、ホールドはあるが空間に出ている感じがするために、怖く感じる。

帰りはポンポコランド(POMPOKO LAND)経由で下山。道さえ知っていればワイルド・ターキ・ゴージへはポンポコランド経由が楽かも。北壁はやはり乾きにくい。濡れているルートがいくつも有りました。今回は城山北壁アドベンチャー・トレッキング・ツアーという感じの一日でした。

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ワイルド・キャット・ゴージ(モモンガウォール)へのアプローチ

モモンガウォールでクライミングをするためには、ワイルド・ターキ・ゴージ(右壁・左)からFIXロープ沿いに行く方がアプローチしやすく感じました。しかし、このFIXロープが取り付けられている木が傾いているために、FIXロープに余計なテンションが掛かっています。このためにFIXロープが脆くなっている可能性があるので注意が必要です。FIXロープの終了点からモモンガウォールへ降下するときは、距離は短いが決して安全ではないと思います。懸垂下降がいいかも。 写真は、ワイルド・キャット・ゴージ側から見るワイルド・ターキー・ゴージー。中央奥がワイルド・ターキー・ゴージー(左壁)。