タートルの甲羅:伊豆大仁・城山奮闘記

伊豆大仁♨️城山⛰近郊をメインに、たまには小川山や城ヶ崎で、クライミングをしていた時の忘却録

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西伊豆・亀の甲岩でヤブ漕ぎな日

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梅雨入りしてからほぼ1ヶ月が経ちました。毎週末、当たらない?天気予報をチェックする日々が続いています。さて、本日の降水確率は20%、と言うわけで西伊豆にある亀の甲岩にクライミングに行ってきました。

この岩場はアプローチが厳しい!まず、沼津アルプスの徳倉山(256m)と鷲頭山(392m)の間にある志下坂峠に向かう林道を登ります。この林道はハイキング道なので問題ないですが、亀の甲岩の標識(写真)から岩場に向かう直登ルートがほんと厳しいです。急勾配を這いずる様にして登ります。季節柄、直登ルートは水分を十分過ぎるぐらい含んでおり大変滑りやすく、湿度も高く熱帯雨林状態でした。約20分ぐらい熱帯雨林を彷徨う?とようやく岩場に到着します。

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岩場に到着した頃には、体力の50%は消耗したような感じがしました。岩場は予想していたよりもジャングル化していませんでした。しかし、ヤブ蚊は非常に多く、虫除け対策は十分に行う必要があることを実感しました。

初級者が楽しめるプラクティスタワーは、乾いておりクライミングをすることが出来ました。亀の甲岩本峰はシミだしがあり、トライできるルートは両サイドのカマドウマの溜め息(5.11a)やキャッチミー(5.11b)など限られていました。

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プラクティスタワー・ブラックユアーハート (5.9) (リード・A0でTO)

相変わらず出だしの足場が悪く苔むしていたのでRPトライできず。2008年4月5日の時と同様にAOでTO。ビレイする立ち位置も危ないので注意が必要!今回TOして驚いたことに、終了点のボルトが1個無くなっていた。注意が必要!!

カマドウマの溜め息(5.10a) TR

1便目:岩はそれなりに乾いていたがアプローチ&ヤブ漕ぎ疲れで、ユルユルとTRでトライ。何度もトライしているルートだけありスムーズ。カマドウマの溜め息はムーブ&高度感ともに初級者にとっては非常に楽しいルートだと思う。

2便目:ヌンチャク等の回収のためにTRでTO 写真のザイルはプラクティス(5.10a)。カマドウマの溜め息(5.10a)は右側のカンテルート。

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亀の甲岩本峰・忘れ路のレイドバック(5.11a) TR

2008年4月27日に引き続きムーブ固め(固まらない!)

1便目:出だしの1ピン目から2ピン目までのムーブもすっかり忘れており、メロメロ。核心部の2ピン目を越えるムーブは相変わらずいまいち決まらない。3ピン目のクリップ体勢は・・?3ピン目はクリック体勢が難しかったことを思い出す。

2便目:判ってはいるが、核心部の2ピン目を越えるところが難しい。左手が甘く、左足も上手く決まらない。右手はそこそこ。最大の問題点は、右足の置く位置か。いろいろとホールドを探るがいまいち。左足にもう少し乗り込めれば良いのだが。

3便目:さすがにヘロヘロ。核心部の2ピン目を越えるムーブはいまいち繋がらない。3ピン目のクリップ体勢は、右手で耐え左手でクリップする方法と左手を先に伸ばし右手でクリップする方法の2パターンを試しTO。

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プラクティスタワー・プラクティス(5.10a) TR

下部核心部のハング越えで1テン。右手に力が入らず体を持ち上げられなかった。

軍艦岩・ミュータントタートル(5.10a) TR

ヌンチャク等の回収のためTRでトライ。さすがにヨレヨレのため、1ピン目からトラバースして直上するときに足が滑る。1テンでTO。

番外編:プラクティスタワーのブラックユアーハート(5.9)から、ゆうほう岩~亀の甲岩本峰の後側のヤブ漕ぎに成功。これで亀の甲岩・メインエリアの全貌を把握することが出来た。今回の一番の収穫かも??

下山での出来事:午後6時過ぎ小雨のなか亀の甲岩から撤収。ジャングル化している下り坂にて、滑って転んで2シリモチ(泣)。さすがに帰り道は薄暗かった。