タートルの甲羅:伊豆大仁・城山奮闘記

伊豆大仁♨️城山⛰近郊をメインに、たまには小川山や城ヶ崎で、クライミングをしていた時の忘却録

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城山・ポンポコランド復活の日 (5.10a > 9)が登れました

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今週もまだ梅雨明けはしていませんが、週末は”日本の夏がやってきた!”という感じの湿度の高い、オーバー30℃の真夏日でした。

”この暑さでもクライミングが出来るのか?”をテーマに、城山・ポンポコランド (PONPOKO LAND) に行ってきました。今週も先週に引き続き駐車場には車が無かったです。

流石に城山・北壁といえどもクライマーは皆無の様でした。駐車場から岩場までのアプローチは湿度が高く、汗だくになりながらポンポコランドに向かいました。

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城山山頂の手前から、獣道?を3分ほど降下するとポン・ポコのポコ側の上部テラスに到着しました。このテラスからは見晴らしも良く、時折、風が吹き抜けてくるので居心地は快適でした。

岩場の取り付きにはこのテラスからさらに急降下しなければなりません。この数メートルの急下降は非常に足場が悪く、倒木もあるので注意が必要です。

先週の城山・南壁ほどでは無いにせよ、昼過ぎまで日が差し込み、暑くてクライミングをするには厳しい状況でしたが、それ以降は日陰になり風も吹き抜け、それなりにクライミングを楽しむことが出来ました。

ポン側のChipmunk (5.11c) から運命のTAX (5.8) まではシミだし&苔のためにトライすることは終日難しい状況でした。ポンポコランドは全体的にグレードが甘めのエリアで、中・上級者には物足りないようですが、初級者にとっては楽しめるエリアだと思いました。問題点はマイナーエリアのため、岩が苔っぽいところでしょうか?

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ポコ・復活の日 (5.10a > 9) RP

2007年7月29日に初めてポンポコランドに来たときに、TRで初めて登ったルート。今回はリードでトライ。4ピン目クリップ後、やや左から乗り込む下部核心部は足のホールドは有るが手のホールドがいまいち甘い。核心部の6~7ピン目付近も壁の傾斜は緩いが、手のホールドが甘く、少しランナウトしているので初級者にとっては辛い。なんとか耐えてポンポコランドで初めてのRP。初級者にとっては長めのルートで登りごたえもあり、終了点から見える景色も良いので、お薦めです。

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天の命を拾う (5.10c > 10a) TR

1便目:最初は少し細かいがそれなりのホールドはある。2ピン目をクリップしてから3ピン目をクリップするまでが核心部か?少し立っているフェースだがホールドは有る。3ピン目のクリップ体勢の時、2ピン目は足下なので慎重に!3ピン目クリップ後はガバの連続。

2便目:ヌンチャク等の回収のためにトライ。落ち着いてやれば問題ないと思うが、3ピン目にクリップできるかどうかがカギ。

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ポン・ベネッセ (5.10c > 10a) TR

1便目:下部はスラブで細かい。2ピン目を越え立ち上がるところが難しい。下部の小ハング越えは、下からは見えないが4ピン目やや左奥に手のホールドがある。右側からではなく左側から攻めれば問題なし。終了点直下のハング越えは、右側の階段?を使わずに、そのまま直上した方が面白い。右手は8ピン目右側の甘めのホールドで耐え、両足を少し上げ、8ピン目の左奥のガバを左手で押さえる。その後、右足・左足の順番でハングを乗り越える。下部核心部と上部のハング越えの間で完全に休めるので面白さは半減するが、天の命を拾う (5.10c > 10a)よりも面白い。

2便目:ヌンチャク等の回収のためトライ。下部は問題なくこなすが、上部のハング越えで力尽きる。

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ポコ・納豆ねこ (5.10d > 10b) TR

1便目:左後方にある木の切株を使わずにトライ。1ピン目クリップ後、右足を外側に大きく開き、両手は甘いホールドで耐え重心をやや左側に倒す。体勢が安定したところで右足を体の中心に寄せ、少し上げる。次に左手で1ピン目上のガバを取る。左手と右手を入れ替えて左足を外側に開き、左手は奥のクラックにねじ込む。右足を右手で押さえていたホールドまで上げる。その直後に右手を2ピン目左斜め下の浅いクラックにねじ込む。体勢が安定してから左足を上げ、右足に乗り込んで立ち上がる。ここで初めて2ピン目にクリップ。かなりパワフルで大胆なムーブ。この一連のムーブ、離陸してから2ピン目をクリップするまで、が核心か?上部は4ピン目にクリップ後左足を大きく外に開き、ボルトのやや左側から攻めてTO。

2便目:疲れのためか、離陸から2ピン目にクリップするまでグタグタ・ボロボロ。なんとかTOして本日終了。

今回の結論 ポンポコランドは、午前中は日が差して暑いが、午後からは日陰になり風もそれなりに吹き抜けるため、まだこの時期もクライミングはできる。